小児科ブログ
Pediatric Hematology / Oncology
2025/07/27
みなさま、こんにちは。血液腫瘍グループの牧野理沙と申します。初期研修から静岡県に来て以来、静岡の人のあたたかさ、豊かな自然、そして美味しい食べ物にすっかり魅了され、ずっと県内で働いてきました。聖隷三方原病院で初期研修を行った後、同院と聖隷浜松病院で小児科研修を行い、静岡県立こども病院の血液腫瘍科での研修を経て、浜松医科大学小児科に入局しました。
私が血液腫瘍分野を選んだ理由は大きく二つあります。ひとつは、生涯かけて取り組むことができる奥深さがあると思ったからです。この分野は日進月歩の勢いで発展しています。新しい分子標的薬やCAR-T療法などの登場により、10年前には治らなかった病気が治るようになってきています。治療が効いて子どもたちが元気に退院していく姿を見ると、大きなやりがいを感じます。もうひとつは、長期入院する子が多いため、一人ひとりとじっくり向き合えるところに惹かれたからです。治療を通して成長や発達の様子も見守ることができ、日々の会話や笑顔にこちらが元気をもらっています。
今年度から血液腫瘍グループには新しい仲間が加わり、和気あいあいと診療しています。人数が増えてチーム制が整い、休日は当番制で対応しています。診断や治療方針の決定は基本的に平日の日勤帯に行うため、休日はしっかりと休むことができます。
私が日々の診療で大切にしていることは、「その子にとって何が最善か」を常に考えることです。診療方針に迷った時も、その子にとって何が最善か、を考えるとおのずと答えが出てきます。ご両親やご本人にただ選択肢を提示するだけでなく、一緒に最善のものは何かを考えるように心がけています。
最後に、いま私が楽しみにしていることは、11月に開催される日本小児血液・がん学会でのオーケストラ演奏です。数年前から有志でオーケストラを結成し、学会の懇親会で演奏しています。音楽を通じて全国の先生方と世代を超えた交流ができる、とても楽しくて貴重な時間です。
私が血液腫瘍分野を選んだ理由は大きく二つあります。ひとつは、生涯かけて取り組むことができる奥深さがあると思ったからです。この分野は日進月歩の勢いで発展しています。新しい分子標的薬やCAR-T療法などの登場により、10年前には治らなかった病気が治るようになってきています。治療が効いて子どもたちが元気に退院していく姿を見ると、大きなやりがいを感じます。もうひとつは、長期入院する子が多いため、一人ひとりとじっくり向き合えるところに惹かれたからです。治療を通して成長や発達の様子も見守ることができ、日々の会話や笑顔にこちらが元気をもらっています。
今年度から血液腫瘍グループには新しい仲間が加わり、和気あいあいと診療しています。人数が増えてチーム制が整い、休日は当番制で対応しています。診断や治療方針の決定は基本的に平日の日勤帯に行うため、休日はしっかりと休むことができます。
私が日々の診療で大切にしていることは、「その子にとって何が最善か」を常に考えることです。診療方針に迷った時も、その子にとって何が最善か、を考えるとおのずと答えが出てきます。ご両親やご本人にただ選択肢を提示するだけでなく、一緒に最善のものは何かを考えるように心がけています。
最後に、いま私が楽しみにしていることは、11月に開催される日本小児血液・がん学会でのオーケストラ演奏です。数年前から有志でオーケストラを結成し、学会の懇親会で演奏しています。音楽を通じて全国の先生方と世代を超えた交流ができる、とても楽しくて貴重な時間です。
小児科学講座 牧野理沙